内申ランク、インフレの現状。絶対評価と相対評価。

現在北海道の公立中学では中学1年から3年までの9科目の評価1年2倍、2年2倍、3年3倍で換算し、315点満点中何点かで以下のようにAからMまでの13段階にランク分けしています。

現在、驚くことに生徒の平均はCランクとDランクの間にあるようです。

Dランクは236~255点、7で割ると36.4となり、オール4以上の成績が中間ということです💦

絶対評価の現在、生徒の学力が全体的に高いのであれば問題ないのですが、現状は中学の定期テスト問題が易しく、皆が良い点数を取ることができてしまういう状況です。子供たちは大して勉強しなくても5が取れてしまえば、そこが最高だと勘違いし、勉強を舐めてしまいます。本当にそんなことで良いのでしょうか?

特に数学の問題に関して言えば、定期テストの問題が易しすぎるのでいとも簡単に85点が取れてしまうのです。一生懸命勉強しても100点以上はありませんから、学校の評価では本当に勉強を頑張ったそうでなかった生徒に差がつきません。

だから学校のテストは85点で5が取れても、ドウコンは40点でSS偏差値48なんていう生徒が沢山出てしまうのです。

ドウコンのランク別SS偏差値分布をみると、同じAランクでもSS偏差値80から45程度まで、なんと35もの差があるのです。SS偏差値45の生徒に5をつけている異常さ。それが『内申点インフレ』の現状を如実に物語っているのです。

平均がDランク以上ということから逆算すると、現状の評価分布は5が30%、4が35%、3が20%、それ以下が15%、といったところでしょうか。

一般的に5段階評価であれば3が中間と考えます。その視点からすればこの評価の分布が極めて異常であることがわかります。そして多くの教職員の方々も今の状況はおかしいと感じているにもかかわらず、どうすることもできない状況なのでしょう。自分の中学だけ問題を難しくして内申評価を下げれば損をするのは生徒たちなのですから。

だから全道で一斉に改革する必要があると思います。

私は神奈川県横浜市出身で大学卒業まで東京におりましたが、当時は相対評価で5は全体の〇%、4は〇%と決まっていたため、例えば中1の最初の英語のテストで100点を取っても評価は4でした。中2のときは数学で92点取って喜んでいましたがそれでも4でした。(ま、授業態度が悪かったのです💦)

相対評価はそういうもので確かに弊害もあります。その反省から現在の絶対評価になったという経緯があると思いますが、むしろもう一度相対評価に戻すことが最善のようにも思えます。そうすれば問題の難易度も中学独自に変えても生徒の不利益にはなりません。

絶対評価と相対評価。それぞれ一長一短がありますが、勉強した生徒と、そうでない生徒、その差がしっかりと付くよう北海道の全ての中学でコンセンサスをとり、定期テストの問題の難易度を上げてほしいものです。それが北海道の子供たちの学力向上につながるのではないでしょうか。